やびーのうつ病マンガブログ

生きにくさを軽くするヒント

うつ病急性期の過ごし方

急性期イラスト

 

 

こんにちは!
 
うつ病マンガのやびーです!
 
今回は、うつ病の急性期とは何か、どんな治療をしたらいいか説明します。
 
【急性期情報】
状態→毎日しんどい
治療→①治療に専念する、②心を休ませる、③薬を飲む
 

 

急性期の特徴

 うつ病は急性期→回復期→再発予防期と回復していきます。
 
急性期は1つ目のステップで、「毎日しんどい状態」です。
 
治療を始めたばかりの人、治療を始めていない人は、急性期だと思われます。
 
特徴は、つらい気持ちが常に続くこと。楽しい気持ちがなくなり、やる気も出ません。眠れなくなる人も多いです。

 

 

 

治療の重要性

 
うつ病初期は、治療をしない人、専念しない人が多くいます。
 
症状を軽く見て、仕事や学校などを優先してしまいます。
 
ですが、悪化しないためには、早めに治療を始めて専念してほしいです。
 
うつ病は、自死に至ることもあるし、悪化してから治療を始めると、治るのにとても長い時間がかかります。
 
私は治療が遅れて、5年の病歴があります。10年以上かかる人もいます。
 
うつは心のガンともいわれます。ガンと同じくらい危機感をもって、治療してくださいね。

 

 

治療に専念する

  
治療に専念するために、2つのことをします。
①病院へ行く
②仕事を休む
 

病院へ行く


病院に行くメリットは、3つあります。
・専門家の客観的な意見がもらえる
・薬がもらえる
・社会的に休みやすくなる
 
うつ病で一番大事な治療は、休息です。診断してもらうと、仕事や学校が休みやすくなります。
 
 
 

仕事を休む


状態によりますが、通勤しながら治療しようとすると、状態が悪化する可能性があります。
 
仕事や学校は大事です。しかし、無理して働くと、もっともっと長い期間休まなければいけません。
 
仕事をストップして、治療に専念しましよう。
 
 
 基本は休職。
 
会社に属していることがストレスになる場合は、傷病手当の条件を確認してから辞めます。

 

 

心を休ませる

  
急性期の治療は、休息と薬です。
 
休息とは心を休ませること。
 
大切なのは、自分を責めないこと、考え事をしないことです。心が疲れて悪化の原因になります。
 
しかし考えないと思っても、勝手に考えてしまいますよね。
 
考えないためには、「寝ること」と「ごろごろできる遊び」をします。
 
説明しますね。

  

寝ること

 
心を休ませるためには、勝手に頭に浮かんでくる自己嫌悪や悩み事をストップさせます。
 
そのために一番手軽なのが、寝ることです。
 
急性期はあまり生活リズムを気にし過ぎず、休むことに集中します。お昼寝はとても効果的な治療です。
 


ごろごろできる遊び

 
寝る以外に思考をストップさせるのが、「集中」です。
 
しかし、うつ病は集中するのが難しい病気です。
 
集中力できない、したいことがなくなる、体のだるいなどの症状があり、あまり活動できません。
 
そこで、少しでも手軽に出来て集中できること、「ごろごろできる遊び」が有効です。
 
例えば、ゲーム、マンガ、アニメ、ドラマなどです。
 
私の場合、マンガなどのストーリーが集中しやすいです。一方で、ゲームが安価で長い時間楽しめるという意見もあります。
 
でもハマり過ぎには注意です!

 

 

怠けじゃないよ

 

でも実際に、昼寝と遊びといわれても、なかなかできないのではないでしょうか。
 
仕事を休んで、遊ぶなんて…
 
そう思うのも仕方がないと思います。他の病気と比べると、かなり変わった治療法ですよね。
 
本当は病気じゃなくて、甘えなんじゃないか。そんな風に自分を責めないでください!
 
あなたがしんどいのも、動けないのも病気のせいだし、ゆっくりするのは治療であって、怠けではありません。

 

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薬を飲む

 お薬には3つ種類があります。
 
1つめは、不安を和らげるお薬。(抗不安薬)
 
一時的に気持ちが楽になります。この薬を飲むことで、悪化のもとになる自分を責める気持ちや悩み事を小さくします。
 
また、比較的すぐ効くので、通院もしやすくなります。
 
 2つめは、脳に働きかけてうつ病を治す薬。(抗うつ薬)
 
これはゆっくり効いてきて、根本的な治療をしてくれます。
 
3つめは、その他の補助のお薬。睡眠薬などです。
 
お薬は、お医者さんに言われたとおりに飲んで下さいね。不安なことがあれば、メモを取っておいて、診察で相談して下さい。
 

 

 

アドバイス

 
ここでは覚えていて欲しい事や、気をつけて欲しいことを書きます。

 

 自己分析や問題解決をしない

 
うつ病の治療というと、カウンセリングのイメージが強いかもしれません。
 
自分の性格や人生を見つめ直して…そんなことは、もっと元気になってからです!
 
また、この先どうしたらいいのか?悩み事はどうしたら解決するのか?それも後です!
 
なぜかというと、しんどい時に考え事をしても、冷静な判断が出来ません。
 
視野が狭くなるし、しんどい時ほど考え方の悪いクセが出ます。
 
どうしても今しなくてはいけないことは、一人で考えず、他の人に頼りましょう。
 

 

病気の自分を受け入れよう


うつ病になって、出来ないことがたくさんできたと思います。
 
でもそれは、病気のせいだし、何かできないからといってあなたの価値は変わりません。
 
できなくても愛される価値はあるし、できない自分もOKと思えたら、グッと生きるのが楽になりますよ。
 
うつ病になったら人生終わりじゃありません。本当に終わりじゃありません。
 
いきなりはできなくても、少しずつ自分を愛することが上手になったらいいですね。
 

 

さいごに

 

急性期は生きるだけでも、毎日大変だと思います。誰もほめてくれないけど、よくがんばってます!
 
ゆっくり休んで下さい。
 
少しずつ少しずつ自分を大事にする方法を身に着けて、少しでも元気に、生きやすきなったらいいですね(^^)
 
やびー