こんにちは!
うつ病マンガのやびーです!
うつ病は、急性期→回復期→再発予防期と回復していきます。
今回は回復期について説明します。
急性期はコチラ
【回復前期】
状態→体調が不安定。
調子がいい日と悪い日を繰り返す
治療法→①好きなことをする/休む
②散歩
③薬を引き続き飲む
④カウンセリング
回復期とは
回復期は、2つ目のステップで「体調が不安定な状態」です。
特徴は、調子がいい日と悪い日を繰り返すこと。
数日調子がいい日が続いたり、また急性期のような気分の落ち込みがあったりします。
休むのが退屈に感じ、「何かしたいな」と思ったら回復期です。
回復前期の治療法
回復前期の治療法は大きく4つです。
①すきなことをする
②散歩
③薬を引き続き飲む
④カウンセリング
うつ病治療の目指すゴールは、「社会生活が送れること」。
回復前期ではまず、「衣食住の心配がない・義務がない状態で、楽しく生活できること」を目標にします。
急性期ではただ生きるだけで、とてもつらかったと思います。
順番に治療していきましょうね。
①好きなことをする
うつ病さんが社会生活を送れないのは、主に3つの症状のせいだと思います。
それは「楽しめない」「やる気が出ない」「体が動かない」です。
回復前期では、やる気を尊重して、楽しい気持ちを取り戻していきます。
そのために、好きなことをします。
ただ、回復期は調子がいい時と悪い時があるので、それぞれの過ごし方を説明しますね。
調子がいい時
調子がいい日は好きなことをします。
お絵かき、習字、ギター、筋トレ、手芸などの趣味や、
掃除、料理、片付け、洗濯などの家事をします。
趣味は、楽しい感情をとりもどしながら、活動の練習になります。
家事は、集中できるし、自己肯定感を高めてくれます。
義務としてするんじゃなくて、自主的にしたいと思うことだけをします。(したいと思えないならまだ休むときです)
できれば1人で出来ることがオススメです。人と関わる習い事などは、少し早いかなーと思います。
大切なのは、楽しむこと、無理をしないこと。
合言葉は、「できる日にできる分だけ。できなくてもOK」です。
楽しいを感じながら、小さな成功を積み重ねることで、回復に近づきます。
調子が悪い時
調子が悪い時は、休みます。
休み方は、急性期と同じ。昼寝したり、ゲームや漫画など、ごろごろできる遊びをします。
病人なので、何もできないと自分を責めないでくださいね。
回復期は調子がいい日も悪い日もあるのが普通。
調子が悪いのも、回復の通過点です。
これが一生続くわけじゃないし、あなたがダメな人間なんてことはありません。
②散歩
うつ病治療に、散歩はとても効果的だと言われています。
理想は、20分程度の散歩です。
でももちろん「できる日にできる分だけ」です。
はじめは靴を履くだけでもいい。玄関を開けるだけ、10m歩くだけでもいいのです。
小さいステップを考えて、無理のない範囲でしてくださいね。
今日はお休みって日があってもいいんですよ。
③引き続き薬を飲む
お薬は勝手にやめないでくださいね。
薬についてはこの漫画にかいています↓
④カウンセリング
カウンセリングには、気持ちを吐き出す作業と、考え方を変える作業があります。
考え方を変える作業は、パワーを使います。
なので、急性期にはゆっくり休むことを優先し、回復期にカウンセリングを行います。
人にはそれぞれ考え方のクセや偏りがあります。それは、長所にもなりますが、時に自分を苦しめる原因にもなります。
そのクセに気づいたり、上手に向き合ったり、他の考え方にふれたりすることで、より生きやすきなることを目指します。
病院外のカウンセリングは保険適用外で、費用が高いことがネックになります。
しかし、この先一生使える考え方を発見できれば、安いととらえる人もいます。
今は、オンラインのカウンセリングもあるので、上手に利用して下さい。
さいごに
しんどいのは、病気のせいで、甘えじゃないです。
休むのは、治療で、怠けじゃないです。
しんどい時は休んで、調子のいい時は出来ることをします。
最善を尽くしている限り、前に進んでいます。
ゆっくりゆっくり、いきましょうね。
生きにくさが軽くなりますように(^^)
やびー