今回は、高校生・中学生のうつ病かもしれない人が、どうしたらいいのか案内します。
うつ病って何?
うつ病は、ストレスなどが原因でおこる病気です。
主に、楽しくない、やる気がでない、動けないの症状があります。
うつ症状が常に2週間以上続くと、うつ病と診断されます。(健康な人は2週間で立ち直れるようになっています)
うつ病は、心の症状と身体症状の、両方あります。
眠れなくなったり、お風呂に入りにくくなったり、集中できなくなったりなどの症状があります。
脳の異変もあるので、心だけの問題ではありません。
甘えや怠けではないですよ。
治療方法
うつ病の治療は主に、
・通院(服薬)
・休息
うつ病は、勝手に治るものではありません。
また、治療が遅れるほど、進行して治りにくくなります。
早めに治療しましょうね。
親に話す
言いにくい人もいるかもしれませんね。
まずは、学校の先生、保健の先生、スクールカウンセラーなど、他に話せる大人がいれば、先に相談するのもひとつです。
力になってくれたり、伝える練習になったりするかもしれません。
ただ、最終的に、親への相談は必須だと思います。
通院は基本的に、未成年は親が同伴することが多いです。
病院によっては、一人で受診することもできるかもしれません。
伝え方は、困っている症状を書きだすのがおすすめです。
先ほどの症状例の一覧を参考にしてください。
通院の持ち物
通院の持ち物は、以下の通りです。
・財布(初診は念のため5000円、普段は3000円ほど)
・保険証
・おくすり手帳(あれば)
あればいいもの。
・スマホ
・ハンカチティッシュ
・ウォークマン(防音用)
・カーディガン(冷房用)
・おまもり
・飲み物
・軽食
通院の流れ
流れは、
①ホームページで病院を調べる
②予約する
③病院に行く
④受付して紙に記入
⑤診察を受ける
⑥支払いを済ませる
⑦薬局で薬をもらう
⑧帰宅
①ホームページで調べる
違いは以下の通りです。
・精神科…心の不調全般
・心療内科…心の不調からくる身体症状が主
②予約をする
予約が必要な場合は予約します。
③病院に行く
病院へ行きます。(予約制じゃない時は、診察日と時間を確認していこう)
④受付して紙に記入
受付をすると、初診の人は、事前調査でアンケートのようなものを記入します。
⑤受診
お医者さんとお話します。
困っていること、症状を中心に伝え、先生の質問に答えます。
⑥支払いを済ませる
呼ばれたら、支払いをします。
初診は少し、お金がかかります。3000円程度
⑦薬局で薬をもらう
処方箋を薬局に持っていき、お薬をもらいます。
⑧帰宅
気をつけてお家に帰ります。
薬はこわい?
精神科のお薬の中には、副作用が強いものもあります。
お薬には相性があるし、特に飲み始めは副作用が出やすいです。
しかし、むやみにこわがる必要もありません。
お医者さんとよく相談して、自分にあう薬を飲めば、症状は軽くなっていきます。
始めから強いお薬は出さないので、大丈夫ですよ。
学校生活がしんどい
学校は単位が許せば、休んでも大丈夫。
(中学生は公立なら卒業に問題ないです)
ただ、本当に病気が深刻化しているなら、休学ももちろん必要です。
健康と命が第一です。
休み時間は無理して友達と話さなくてもいいし、授業中ぼーっとしててもかまいません。
保健室も活用してくださいね。
また、先生に事情を話して、課題を免除してもらう方法もあります。
悩み事
悩み事は、信頼できる人や、スクールカウンセラーに相談しましょう。
もし、話すのが苦手な人は、気持ちをノートや紙に書くのもおすすめです。
誰にも見せなくていいので、言いたいことを全部書きます。
部活
部活で苦しんでいる人、やめても大丈夫です。
私は中学の時、部活が主な原因でうつ病になりました。
やめてからは、回復し、その後いろんなことにチャレンジできました。
さいごに
とても苦しいと思います。
苦しさから逃げることは、悪いことではありません。
むしろ、当然のことで、必要な能力です。
生きにくい世界かもしれない。
でも、同じように生きにくい思いをしている先輩が、たくさんいます。
先輩たちの力を借りながら、少しでも生きにくさが軽くなるように、生きてください。
よくがんばってるね。
苦しいよね。
一緒にゆっくりいきましょう!